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2005年03月16日

VISUAL BASIC .NET ADO.NET入門書 感想リスト

 続けてこの二ヶ月くらいで読んだVB.NET関係の解説書感想リストです。わたしの付け焼き刃ぶりについては「ダメ派遣.NET」を参照して下さい。あくまで半素人による個人的感想です。

『ステップバイステップで学ぶMicrosoft Visual Basic .NET実践講座〈Vol.1〉基礎編』 マイクロソフト公式解説書 日経BPソフトプレス 2,604円
☆☆☆☆
『ステップバイステップで学ぶMicrosoft Visual Basic .NET実践講座〈Vol.2〉活用編』 マイクロソフト公式解説書 日経BPソフトプレス 2,604円
☆☆☆☆
 とりあえず入門書としてはこの辺りでしょうか。今までプログラミングにほとんど触れていない人には丁度良いと思います。多少かじった、という方なら基礎編は流し読みでも大丈夫でしょう。王道すぎるので避けていたのですが、結局これが一番わかりやすかったです。ひねくれ者はいつも損します。ちょっとでも知っている人間には冗長ですが、入門書ですからこれくらいかもしれません。


『かんたんプログラミング VisualBasic.NET 基礎編 』 川口輝久 技術評論社
2,079円
☆☆☆
『かんたんプログラミング VisualBasic.NET コントロール・関数編』 河野勉 技術評論社 2,604円
☆☆☆
 大村あつし先生の名著と同じシリーズだったので買ってしまったのですが、少なくともVBAでもかじっている人間にとってはムダが多すぎました。まったく初めて、という方には良いでしょう。コントロール・関数篇は、レファレンスとしては結構便利です。


『VB6プログラマーのための入門Visual Basic.NET独習講座』 川俣晶 技術評論社 2,604円
☆☆☆☆☆
 web上にかなりの内容が公開されているのですが、あんまり面白いので購入しました。非常に楽しめます。
 .NETから入った人間なので「VB6プログラマ」ではないのですが、VBAが出会いだった、という人間にとってもVB6とVB.NETの違いは非常に大きなものがあります。VBAがわかればVB6のコードも大体読めますが、.NETになるとわけのわからない要素がいっぱい付いてきて、とても不安になります。肝の据わった人間なら「動けば良し!」とか思えるのでしょうが、小心者はVSが勝手につけたコードも気になって仕方ないものです。そういう疑問を非常にわかりやすく解きほぐしてもらえます。
 まぁ、わたしが迫られている範囲では、全然オブジェクト指向じゃない冗談みたいなコーディングでも間に合ってしまうのですが、自分で使っている道具に何ができるのかくらい、できれば知っておきたいじゃないですか。本当に面白いですよ。


『Visual Basic.NETプログラミングマニュアル』 山崎明子 吉松史彰 技術評論社 2,814円
☆☆☆
 これも入門書ですが、プログラミングが初めて、という方にはお勧めしません。VB6やVBAから入った人間には、色々学ぶところがあります。実装の継承とインターフェイスの継承、などは実に頭がスキッとしました。ちょっと偏りがある本なのですが、随所にグッとくる解説があるので、一般的な入門書と平行して使うとバランスが取れると思います。


『プログラミングMicrosoft ADO.NET』マイクロソフト公式解説書 David Sceppa 日本ユニテック 日経BPソフトプレス 7,140円
☆☆☆☆☆
 名著です。ADO.NETを使おうと思う方は必ず入手すべきだと思います。
 正直、後半の複雑なところになると付いて行けない部分もあったのですが、それは単にわたしがペーペーだからであって、解説には一片の手落ちもないでしょう。実はこれを読む直前、ADO.NETでやろうとしてどうしてもうまくいかず、泣く泣くADOで書き直したことがありました。もう少し早く読んでいれば、と悔やまれます。まぁ、結果的に動いているので結構なのかもしれませんが、やっぱり悔しいです。
 素朴なADOに比べるとADO.NETは指定してやらないといけない要素が多くて、最初戸惑います。わたしは今でも戸惑っています。コンポーネントをポンと置いてやってプロパティで全部決めてやれば良いのかもしれませんが、勝手に生成されるコードがなんともいえず不安をかき立てます。しかもウィザードに素直に答えていったのに見事に失敗してくれることがよくあります。そういう時、コードの意味がわかっていないと手も足も出ません。
 この本を手にした暁には、あの屈辱的なウィザードになんて二度と頼らないで済みます。所々に見られるアメリカンなユーモアも微笑ましいです。


『ひと目でわかるMicrosoft Visual Basic .NET データベース開発入門』 マイクロソフト公式解説書 ファンテック 日経BPソフトプレス 2,709円
☆☆
 上の本を読んでからだったので、順序が逆だったかもしれません。今ひとつわたしの興味には答えてくれませんでした。
 主にコンポーネントを使うお手軽方式によって、とりあえずデータベースを構築する手引書です。「仕組みはいいからとにかく作らなあかんねん!」という方には良いでしょう。
 ただ、この説明だけでは、何か起こった時にちっとも対処できない気がします。現実はこんな絵に描いたようなデータベースを作ってそれで終わり、とはいかないのではないでしょうか。
 ただ、データベース構築術というもの自体がわかっていなかった(今でもよくわからない)ので、その辺りの常識は勉強になりました。


『Visual Basic .NET逆引き大全 500の極意 WindowsXP/2000/NT対応』 ITフロンティア 秀和システム 2,730円
☆☆
 これ、会社に頂戴したのですが、逆引きというよりは入門書ですね。しかも本質的なところにはほとんど突っ込んでいません。逆に基本の基本のところは丁寧に説明を付けてくれています。
 一冊目に買ったなら役に立ったと思いますが、個人的にはあまり活用していません。


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