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2004年10月26日

キヌア(キノア)と玄米 栄養比較

 キヌア(キノア)という雑穀が話題になっています。
 キヌア(キノア)とは、ペルー、ボリビア、エクアドル、チリ北部の標高2500〜4000mのアンデス山系で栽培されているホウレンソウの仲間の一年草です。注目されているのがその栄養価です。たんぱく質、微量栄養素、食物繊維を豊富に含み、NASAも宇宙食候補として検討しているそうです。「NASAが注目」と書くとかえっていかがわしい匂いがしてしまうのですが。
 栄養価の高い穀類といえば玄米です。玄米信者なこのブログとしては、比較してみないわけにいきません。キヌア(キノア)、玄米、白米を主な栄養素で比べてみました。(100gあたり、炊く前の状態)

食品名エネルギー(kcal)たんぱく質(g)脂質(g)炭水化物(g)カルシウム(mg)リン(mg)鉄(mg)ナトリウム(mg)カリウム(mg)マグネシウム(mg)食物繊維(mg)
キヌア32313.44.972.335.83504.510.55391644.8
玄米3506.82.773.89.02902.11.02301103.0
白米3566.10.977.15.0940.81.088230.5

 おお! たしかにキヌアはすごいです。カリウム、カルシウム、マグネシウム、どれをとっても郡を抜いています。しかも主食系とは思えないたんぱく質の含有量です。アミノ酸スコアも白米の65、大豆の72に対し85です。きなことあわせて完全食品だと思っていた玄米ですが、キヌアはこれだけでパーフェクト食材です。伊達にマトリックスのお兄さんみたいな名前をしていません。
 調理法ですが、お米と同じように炊いて食べられるとのことで、一般的にはお米に混ぜて使われています。まだ試していないので残念ながらお味のリポートができないのですが、くせがなく何にでも使えるとのこと。とりあえずリゾットにでもすれば気軽にいただけるでしょう。伝統的にはおかゆや無醗酵パンにして食べられているそうです。

 どうせですから全粒のキヌアを頂きたいです。キヌアの果皮には血中や肝臓コレステロール低下作用がある成分サポニンが含まれています。しかもお値段も安いです。
キヌア全粒(キノア) 300g 472円

 早くも発芽玄米ならぬ発芽キノアが発売されています。
発芽キノア 31袋 3,129円
 発芽キノアに、発芽雑穀(発芽玄米、発芽黒豆、発芽ハト麦)と、雑穀(ヒエ、アワ、キビ、高キビ)をブレンドした香ばしくおいしい健康ダイエット食品です。


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