色々あったけれど、あたしたちはきっとカッコイイ
「大きな大きな一歩」で触れた古いお友達。このエントリがきっかけになって、今一番助けになっているお友達とも再会できました。諸事情あって過去の人間関係から激しく分断されてしまっているわたしにとっては、何よりの贈り物でした。
そしてまた一人、彼が導きひきあわせてくれた人がいます。かつて同じバイト先だったOくんで、当時わたしにとって最も話し易かった人物の一人です。お正月にわたしのことを話してくれたようで、突然にメールがやってきました。
年齢的に「後輩」にあたることもあって、勝手放題な付き合い方をさせられた被害者です。よく友人でいてくれた、と振り返りますが、多分そういうめちゃくちゃなわたしをネタとして楽しむ術を心得ていたのでしょう。彼は天才的な「面白がり」なのです。
今頃だけど、寝坊した時にいつも代わりにタイムカード押してくれててありがとうね(笑)。あと、夜中に突然ドアバンバン叩いて押し掛けて、いきなり「火ある?」とか言ってごめんなさい。
彼は一時期、わたしの音楽源を掌握し切っていた人物で、テクノやハウスのディスクをリミックスしてはMDに落としてくれていました。今に至るまで、彼のディスクほどわたしのツボを的確に突いたものはありません。別の友人の名セリフに「良い友達とは、良い本を紹介してくれる友達だ」というのがあるのですが、良い音楽と言えばOくんのディスク、な彼は本当に貴重な存在でした。
唯一問題だったのは、すごくお気に入りなのに、アナログ盤からMDにdabだったので、自分の好きなアーティストの名前も曲名もわからなくなってしまったことです(笑)。当時のMDには頂いた日付でナンバリングしてあるのですが、今見返してみたら「1997」などとなっていましたから、いつの間にやら随分昔のことになっていたようです。
その彼が、久々に音源をプレゼントしてくれました。昔と違うのは、ファイル共有経由のMP3だったことです。相変わらず最高のセレクションでした。今度は曲名もばっちりです。
良い友達が教えてくれた良い音楽はいつも、かつて自分であった何か、まだ自分ではない何かを一瞬だけ思い出させてくれます。こういう体験は久しぶりでした。少し心に余裕ができた感じです。
思えばこのバイト先で、随分色々な人とすれ違いました。今にしてみれば、ものすごい濃い面々でした。色々あって、Oくんは大阪で医療関係のお仕事、件の彼は今も山奥で労働し、わたしは東京に流れて波瀾万丈の末やっと多少落ち着きつつあります。
世間から見たらそれほどぱっとしたものじゃないわたしたちだけれど、相当「並ぶもののない」生き方をしています。そんなことは誰にアピールする必要のあることでもないのですが、ふと「ウチらってめっちゃカッコイイ」と思いました。
まぁ、あたしは結構変わったけれど(笑)、そのうち会って、また死ぬほどくだらねー話しようぜ!
Cold Krush Cuts/Back in the Base 1,423円
この辺とかもあなたに教えて貰たんやったよね? これはディスク持ってるけど、やっぱり好きなのは数曲なんよね(笑)。