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2004年10月30日

金属アレルギーでも使える入れ歯

 「歯牙喪失と痴呆」でも書きましたが、歯が抜けてしまうと全身に影響をもたらします。わたしも含めてこのブログの読者の方の大半は「まだまだ大丈夫」と思っているでしょうが、抜けてしまった歯を戻すことはできません。とにかく予防です。
 それでも致し方なく抜歯に至ってしまうことはあるでしょう。この場合、絶対にそのまま放置せずに、何らかの対処を講じる必要があります。「歯槽骨吸収 抜いた歯を放置しちゃダメ」でいくつかの方法に触れましたが、お年寄りなどではやはり入れ歯が一般的でしょう。良い義歯は痴呆の予防にも有効です。
 しかしこの入れ歯、本当に合うものを作るのは容易ではありません。良い歯科医師、歯科技工士さんと巡り会うしかありません。合わない義歯は異物感が強く、とても使っていられないものです。あるサイトのお年寄りからの投稿には「食事の時はちゃんと外しています」という笑えない話もありました。
 また最近問題になっているものに金属アレルギーがあります。入れ歯に限らず詰め物などで歯科はいろいろな金属を使います。この金属にアレルギーを持ってしまっていると、使える材料が限られてしまいます。安全ピンでピアスを開けたりしていると、今はベルトでかぶれるくらいで済むかもしれませんが、年をとった時に大変なことになる可能性があります。
 しかし技術の進歩も著しく、セラミックスを使った詰め物なども良いものがたくさんできています。入れ歯については、金属バネを使わない総樹脂性のものが注目を浴びています。
 金属アレルギー対策になるほか、軽くて装着感が良く、柔軟性に富むため故障も少なくなります。さらに「いかにも入れ歯」という金属パーツがなくなるため、傍目にはそれとわからないほど審美性が向上します。
 身近に入れ歯で悩んでいるお年寄りがいらっしゃる方は、一度ご相談されてみてはいかがでしょうか。「合わないから」と入れ歯を敬遠していると、咀嚼の刺激がなくなって、骨や神経にも影響をもたらしかねません。

 こちらに総樹脂製義歯のサイトがあります。義歯の患者さんを多く抱える歯科医院様も、一度ご検討されてみると良いと思います。

リンク:
医療費の負担を軽くする歯科検索サイト【歯科へ行こう!】

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