迷子ひもと究極の迷子防止法

　週末の習慣で、今日も3時間ほどあてどもなく散歩してしまったのですが、これだけフラフラ歩いていると「ちゃんと帰れるの？」「迷子にならない？」と聞かれることがあります。

　子供じゃあるまいし、迷ったら人に聞けば良いし、元京都人は常に東西南北と絶対座標で脳内マッピングする習慣ができているので、ちゃんと帰巣できます。気がつくとどこだかわからない場所を歩いているところが長距離散歩の醍醐味であって、迷うくらいの方が面白いのです。
　迷子というと、最近「迷子ひも」なるものが流行っているようです。子供のベストやリュックサックにひもを付けて、突然の飛び出しを防止する、というものです。こちらに迷子ひもの記事があります。
　「犬じゃあるまいし」という声もよくわかりますが、事故が起こってからでは遅すぎますし、一瞬の不注意で凶器に変わる乗り物が走る社会にわたしたちが住んでいるのも事実です。お母さんの精神力にも限界がありますから、迷子ひもでも何でも、住環境に合わせてうまく活用したら良いと思います。結構可愛いものが色々出ています。

 わんわんベビー ちょっとまって! 迷子つき

　ちなみに、迷子というものには個人的に特別な思い入れがあります。
　子供の頃から空想癖があり、ぼんやりしながらどこにでも一人で行ってしまうわたしは、しょっちゅう親からはぐれていました。見つかるたびに「また迷子になって！」と叱られていたのですが、そんな時わたしが決まってする言い訳がありました。

「わたしは迷子になってない！　迷子というのは行くところがあって、そこから迷うから迷子でしょ？　どこにも向かってないんだからまだ迷子じゃない！」

　究極の「迷子防止法」です。屁理屈ばかり言っているところは今も変わっていません……。

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