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2005年02月06日

土曜の夜の大冒険

 土曜日の夜は、お友達のAちゃま宅に押し掛けてオーガニックな宴を楽しんでおりました(Aちゃま、毎度ながらありがとう!)。
 その帰り、終電間際の電車に乗ったところから、土曜の夜の大冒険が始まりました。

 寝過ごした、というわけではありません。
 途中で分岐する方の電車に乗ったまま二駅乗り過ごしてしまったのですが、寝ていたわけでも何でもないのです。本を読んでいるうちにぼんやり行き過ぎてしまいました。信じられません。しかも一年半ほど前にも同じことをやっています。まるで学習していないじゃないですか。上り電車はもうなく、分岐点の駅までタクシーで飛ばしたとしても際どいところです。
 普通ならタクシーを探すところでしょうが、ふつふつと闘志がわき上がってきました。たかが五駅じゃないですか。郊外の駅間で、既に他県に達してはいますが。
 とりあえず歩き始めました。前に乗り過ごした時も、同じように歩いて帰ったのを思い出します。ただその時は一駅少なく、こんな極寒ではありませんでした。
 歩くことはそれほど苦にならないのですが、とにかく寒いです。町中と違って、風を遮る建物もありません。タクシーを拾うにしても、とてもただ立って待っている気にはなれません。ひたすら早足で歩を進めます。
 あまりの寒さにわき上がった闘志も早々に萎えかけた頃、突然希望の光が目に入りました。
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 24時間営業のスーパーです。
「へぇ、郊外には便利なところもあるのねぇ」
 新発見のスーパーは目がないイシクラ、早速飛び込みます。

 ……って、普通に考えてそういう状況じゃないですよ!
 近所のスーパーは24時閉店なので、月曜のお弁当の食材を買って帰れないなぁ、と思っていたところだったのですが、どう考えてもスーパーに寄って買い物している場合ではありません。でもダメです。お買物があるのに空いているスーパー、とても見逃せません。「一体あたし何やってんの」と激しく自己ツッコミを入れながら、大根とレンコンをゲット。
 スーパーの店員さんに道を尋ねたところ、快く教えてくれました。
「いやぁ、うっかり乗り過ごしちゃって」
「……え、お車じゃないんですか?」
 店員さんもかなり呆れています。でもここまで来た以上、そう簡単には引き下がれません。直感的に歩いてきた方角が正しかったことを確認し、再び猛烈ウォーキング開始です。

 真冬の深夜に大根ぶら下げて県をまたいで縦走する女。もはや形容する言葉が見つかりません。
 ついに多摩川を渡る橋まで到達。かなーり長い橋です。当然のことながら凄まじい風です。でも渡るしかありません。渡らないと、東京都にも入れないのです。
 本当に本当に、尋常ではない寒さです。鼻水垂れまくりですが、気にしている場合ではありません。というか、人目など果てしなくゼロですから、なりふり構わずです。
 やっとで橋を渡ったところでさすがに消耗し切ってタクシーを拾おうとしたのですが、二台続けて乗車拒否。この不景気に余裕ねっ!とムカムカしましたが、あり得ない場所で手を上げている鼻水垂らした女など、敬遠したくなるのもわからないではありません。
 三台目がやっと停まってくれて、天国のような暖気を味わいます。
「お客さん、道わかる?」
 わかるわけないでしょう。ここまで来たのもジャングル敏感性(C)コリン・ウィルソンの力一つなんですから。
「営業区域外だから、商売しちゃいけないんだよね。道わかるなら、こっそり乗せてもいいんだけど」
 なるほど、それで乗車拒否でしたか。仕方なくお礼を言って車を降ります。暖をとれただけでも本当にありがたかったです。

 結局あと一駅と少しのところで、ギブアップしてタクシーに乗りました。
 経緯を話すと、「お客さんよくがんばったよ。十分だよ」と妙な共感をされてしまいました。

 少し前にKAIZUKADO-FREE SOULさん「鼻水も凍る思い、プライスレス」というエントリがあって、そのタイトルに密かにウケていたのですが、正にプライスレス。根性及ばず乗ったタクシー代は、例によって楽天カードで。


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Comments

あの後、そんなドラマが・・・・(私はぬくぬくと布団の中でアップルシードを読んでおったよ・・・)

うん、あの路線は乗り過ごすと大変らしい。C市在住の友達が乗り過ごしを何度かやってました。結局はしんどくなってタクシー使ったって。都内なら駅間隔が狭いけど、郊外へ向かうほど間隔が空いていくので・・・・。

おちかれさまどした。

Posted by: abe at 2005年02月06日 12:25

いやぁ、さんざんでございました(笑)。各駅停車でのんびり座ってすっかり安心していたよ。
なんだかもっとヤンチャだった時代を思い出しました。

Posted by: at 2005年02月06日 22:20

TBありがとう。珍しく日記ネタですね。

しかし例え酔ってなくても深夜は人に正常な判断をさせない何かがありますよね(笑)1人スタンド・バイ・ミーとか気取ったりしがちです。
だけど普通、5駅も歩きません。つーか危ないです。心配なので辞めましょう・・・

Posted by: KAIZUKA at 2005年02月07日 02:46

>しかし例え酔ってなくても深夜は人に正常な判断をさせない何かがありますよね(笑)
そう、正にそれです(笑)。冷静になると何を意地になっていたのかさっぱりわからないのですが、そのときは異様な高揚感に包まれていました。
心配なんて言って頂けちゃうと浮かれますよ(笑)。

Posted by: at 2005年02月07日 23:53
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