遂に狩野丈二さんとお話する@新宿駅南口
今日は本当は「サッカーベネズエラ戦を見ながら一人で飲んでいるところをナンパされてドキドキ」という出会いレポート新記事が掲載されるはずだったのですが、誰も声をかけてくれず、超低予算で粘るのも気がひけたので早々に退散。「せっかくミニスカで出社したのに、やってらんねーよっ」とうらぶれた気分で歩いていたところ、どこからともなく聞き覚えのあるサウンドが。
狩野さん? 狩野さんのドラム!?
胸を高鳴らせて新宿駅南口のストリートミュージシャン定番スポットに駆け付けると、そうです、そこには「新宿駅南口のストリートミュージシャン」「狩野丈二さん情報」「『いつか見た楽園』突入」とネタにし続けさせて頂いた狩野丈二さんらTriBeCaの勇姿が!
TriBeCaは、狩野丈二さん(dr)、宮川洋介さん(bass)、斉藤力さん(sax)によるとってもファンキーなジャズユニットです。今日も大勢のお客さんで大人気でした。そしていつも通りの凶悪でノリノリな演奏が。めちゃくちゃカッコイイです!
でも、狩野さんの風貌が前に見た時と大分違います。髪をばっさり切られて、なんだかかわいくなっています。日に灼けて痩せてらっしゃるので、ちょっとタイ人の子供っぽいです。ボロボロのバンテージとか巻いて古タイヤの上でシャドウとかやらせたら似合いそうです(ごめんなさい)。
身体がバキバキ反応できちゃうジャズ、特に狩野さんのドラム!ドラム!ドラム!に酔いしれていたところ、ポリスマン乱入で演奏は中断。速攻でブーイングしたのに、意外とみんな諦めモードで、恥をかきました。
そそくさと片付け始めた狩野さんに歩みよってみると……なんと、声をかける前にわたしと気付いて下さいました! 「サイトで見たまんま」らしいです。
舞い上がった気分でとりあえず握手してもらっちゃいました。そしてトーク。
わたしの「シド切断」が掲載されている「KAWADE夢ムック セックス・ピストルズ」を認識してくれていて、「パンク好きなんで気になっていたんですよ」。「ルーツは何なんですか」とお尋ねすると、ロックらしいです。
え、ジャズは?
「ジャズはねぇ……あんまり」
ジャ、ジャズユニットじゃないんですか?
「あのヒト(ベースの宮川さん)とかは結構ジャズ好きみたいですよ」
てか、「あのヒト」って同じユニットのヒトでしょっ。
「ここ以外ではあんまり喋んないから」
うわぁ……。やっぱり謎です。
ストリートは警察やスジの方々がうるさいようです。警察と言えば、この日最後の曲となったセント・トーマスには、わたしも警察がらみの思い出があります。
昔わたしが撮った自主製作映画に壁を背景にして独り演奏するサックス奏者が登場するのですが、この時つかっていたのがセント・トーマスでした。この撮影、当然ゲリラだったのですが、誰かが通報したらしく、パトカー3台に包囲されてしまったのです。
「ここでやるのは久しぶりなんですよ」とのことで、この日の再会、セント・トーマス、そして警察、運命としか思えません。三人バンド話で、中学の頃ポリスのコピーバンドをやっていたことを話すと、「シンクロニシティ・コンサート」というビデオを二人とも見ていることも判明。あぁ、狩野さんは素晴らしいです。「ボクのドラムで癒されるヒトも珍しいですよ」と語られますが、ウソくさい暮らしを送っているワタクシにとっては本当に救いでした。
「意外と普通でしょ」とおっしゃる狩野さんですが、すごく澄んだ目をされていて、魂を感じます。なんだか元気が出てきました。
ぅぉお! ナンパされなくたって、お金がなくたって、あたし負けない!
てか、どなたか仕事下さい、マジで。
前回「早くアルバム出して下さい」と書いていたのですが、i-depの1stが発売されていました。
"MEETING POINT"i-dep
i-depライブ情報:
8/7 meetin'jazz @ Club Buddha Nagoya
dj:Kushikawa and more
entrance fee \2,000. (2drink)
info:052-251-5450(Club Buddha)
8/13 i-dep“meeting point”electronicpub @ SecoBar Shibuya
dj:Third-Ear Audio Pilots and more to be announced!
entrance fee \1,000. (1drink)
info:news@third-ear.net / 03-5774-0364 (Third-Ear)
8/21
@渋谷HMV
もう一つの参加ユニットALABAMA CROSSOVERもライブが予定されています。
8月18日(水)下高井戸:高井戸倶楽部
東京都杉並区下高井戸2-5-1-2F
03*3323*3831
京王線・下高井戸駅/桜上水駅 徒歩7〜8分
LIVE TIME 20:00〜21:00/ 22:00〜23:00
CHARGE \500
ディスクはこちら。
"ALABAMA CROSSOVER"ALABAMA CROSSOVER
TriBeCaのディスクもストリートで販売されていて、なんと一枚頂いてきちゃいました。
コレはいかにも路上でしかゲットできなさそうです。でもこの手書きのジャケがすごい好きです。ウチのコンポでめちゃくちゃ読みが悪いのですが、オッケーです。
「ストリートでは目立ったもの勝ちだから、派手目にやっている」とのことですが、ライブハウスでもこの調子でお願いしたいです。
やっぱりナマが一番タイコの音が感じられて好きです。
関連記事:
「新宿駅南口のストリートミュージシャン」
「狩野丈二さん情報」
「『いつか見た楽園』突入」
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>再会、セント・トーマス、そして警察、運命としか思えません。
むむむ。で警察→ポリスとつながってゆくわけですか?
この連想って...何かシンクロニシティでは(笑)?
私もポリス結構好きだったくちです。
ビデオも見た見た。
ポリスのCD結構無くしちゃったけど、
シンクロニシティツアーLIVEのCD発見。
スティングもコープランドのドラムも
やんちゃでなんか懐かしいー。
あはは、ポリス、警察ですね。気付いていませんでした。
わたしがコピっていた時は既に解散して、スティング個人の方がずっと有名でしたが、初期の曲が結構好きです。so lonelyとか。コープランドは最後のベストアルバムの録音直前に落馬して骨折、あのディスクは全部打ち込みだそうです。見上げたアホです。
>見上げたアホです。
あはは。いかにも、かな?
So lonelyね。結構好き、俺も。
あとはやっぱりMessage in a bottleとかね、定番だけど。
今でもふとしたときに口ずさんでたりするし。
Tea in the Saharaなんかも
スノッブなところが多少鼻につくけど
嫌いじゃなかったりします。
スノッブ。正に。時代の空気を映していますね。
でもそういう「見栄の張り方」がすごく好きです。
昔の人は、わかりもしないのに「精神現象学」読んで、しかもカッコイイと思っていたんですよ。素敵です。