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2005年02月20日

高田馬場で若者とテキーラ

 昨日は1時間半かけて行った病院で5時間待ち。でも、本と座る場所さえあれば待たされるのは苦痛になりません。環境さえ良ければ、むしろ好きですらあります。病院で待たされるのには慣れていますし、700ページ以上ある本持参で準備万端でしたから、すっかり堪能してしまいました。
 ちなみにこの本、ここのところ毎日電車でも読んでいるのですが、立って読んでいると読書というより腕のトレーニングに近いものがあります。
 それは良いのですが、直接お会いするのは初めてだったHくんを振り回してしまったのが非常に申し訳ありませんでした。

 某SNWで知り合ったHくんは就職活動中の学生さん。偶然見つけた日記の文章が非常に美しく、密かに注目していました。しかもジジェクバトラーの話題が普通に通じる、という希有な若者。ここのところ対人関係では積極的でないのですが、久しぶりに自分からお声がけし、高田馬場に訪ねました。受験ですごい人ごみでしたが、京都市左京区生活の長かったわたしには親しみ易い土地でした。
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 いやぁ、めっちゃくちゃ楽しかったです!
 若いのに落ち着いてるし、聞き上手だし、一ヶ月分くらいのストレス発散させて頂いてしまいました。やっぱりちゃんと文章を書ける人は違います。全然今時の若者ではありません(註:褒めてます)。
 しかもかなり久々に「外食」というヤツを経験。朝ご飯からお弁当持参生活者としては、人の作ったものというだけで新鮮です。アルコールから縁遠くなっていて、飲んでも焼酎ばかりだったのですが、テキーラなど頂いてしまいました。
 昔強かったころは一夏テキーラばかり浴びるように飲んでいたことがあったのですが、驚くほど体質が変わって以来、何年も口にしていませんでした。それが初対面の人とこんなに楽しく飲めるとは、つくづくラッキーです。
 何かと神経質になりがちなわたしをこんなにリラックスさせてくれるなんて、Hくん、君は才能があるよ! 何の才能だかはさっぱりわからないし、就職の役には立たないこと請け合いだけれど、とりあえず素敵だよ! 頼りにならない姉さんだけど、これからも時々遊んでね。
 強迫的ストイシズムに逃避しているこの頃ですが、これからは週一引きこもり、月に一二度は本当に好きな人と遊び(外食も許可)、もっと音楽のための時間をとろう、などと考えました。こうして決まり事を作らないと遊びすらできないところが強迫的なのですが。

 それから、宍戸錠がめちゃくちゃカッコイイ映画というのはコレです。
『殺しの烙印』DVD 鈴木清順
 鈴木清順の映画はどれも最高に素晴らしいのですが、『けんかえれじい』『ツィゴイネルワイゼン』と並んでお勧めしたい作品です。
 宍戸錠は公式サイトも最高です。ネタじゃないですよ。マジですよ。こういうのは極めればちゃんとカッコイイんですよ! というか、こういう極め方こそ本物のカッコ良さなんですよ!

 それにしても、いかに待ち慣れしているとはいえ、5時間は記録更新かもしれません。
 あまりにもヒマで自分写メなど撮ってみたので、ついでに貼付けておきます。
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『偶発性・ヘゲモニー・普遍性 新しい対抗政治への対話』
ジュディス・バトラー、スラヴォイ ジジェク、エルネスト・ラクラウ 青土社 3,360円
 話題のネタ本。まぁ、バカ話の方が中心でしたけれど(笑)。ちなみにコレも絶対就職の役に立たない、というよりむしろマイナス間違いなしです。わたしの人生もこの手のもののお陰で文字通りかなり「貧しく」させられました(笑)。

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