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2004年06月20日

国分寺お散歩 武蔵野茶房、殿ヶ谷戸庭園

 毎日遊んでいるみたいですが、京都の時からのお友達と会ってきました。
 一時期同じ研究室に御世話になっていた、聡明にして適度に非オシャレ、そして体型が異様にわたしと似ている彼女は、打ち解けられる数少ないネイティヴ女子の一人です。現代思想トークや世俗自我心理学を超えたセクシャリティ話なども投げられます。
 国分寺で待ち合わせし、お散歩しようと思っていたのですが、予想以上の蒸し暑さに、とりあえず駅ビルマルイ2Fの武蔵野茶房へ。
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 抹茶ぜんざい、幸せです。
 こうやって女友達と会うという行為自体、ものすごい久しぶりだったのですが、「女子友達」許容度のかなり低い「骨」な彼女とお喋りするうちに、ネイティヴに対する複雑な思いも「そういう問題じゃないな」と解きほぐれていきます。当たり前のことですが、やっぱり友達は大切です。数は要りませんが。

 そして駅から徒歩2分の殿ヶ谷戸庭園へ。
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 ここが素晴らしい癒しスポットでした。

 大正2年頃、後の満鉄副総裁江口定條氏の別邸として造られた庭園で、昭和4年に三菱財閥の岩崎氏が購入、現在は東京都の所有する名勝です。国分寺崖線の南の縁にあたり、自然のわき水による池があります。
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 入場料が150円取られるのですが、1500円くらいの値打があります。すぐ脇にビルの立ち並ぶ街があるとは思えない、静謐な空間です。竹林も見事ですが、一番素晴らしいのは紅葉亭から池を見下ろす風景です。木陰を気持ちよく風が吹き抜け、これからの季節、お昼寝したくなる心地よさです。いくらでもぼさーっとしていられます。
 それにしても、こんな年寄りくさいところに二人で遊びに来ていると「淋しい女の休日」を絵に描いたようで、ちょっとウケてしまいます。

 こちらの「国分寺崖線」というサイト、なかなか便利です。これからお散歩ガイドにしようかと思っています。殿ヶ谷戸庭園も収録されています。

 さらに全くの思い付きで「髪を切ろう」ということになり、行き当たりバッタリで美容室を探しました。
 結局北口にあるEARTHというお店に落ち着きました。わたしは結構満足です。
 「美容師なのに髪がヤバくて、ライトの下に行きたくないんですよ」と語る店長さんにお願いしました。いかにも「食べても太らない」筋肉質体質、妙に血管の浮き出た前腕、ワルそうな目つき、愛想のない喋り方、住んでるのは高円寺、と個人的にブックマークです。
 「ウチの美容師は異様に男臭いヤツばっかで、中性美形タイプも入れないいけないんですよ」との言葉通り、笑える程ヤロウくさい美容師が揃っています。ヒゲ率高すぎです。

 国分寺を訪れるのは二回目でしたが、なかなか気に入りました。正直中央線沿線はあまり好きではないのですが、住むなら国分寺です。

『HanakoWest特別編集 カフェ2004』
『TOKYOカフェ 歩いて選んだ東京のいいカフェ50点』

 余談ですが、彼女と話していて「好奇心に負ける人間は美しい」ということに思い当たりました。好奇心を維持することはとても難しいですし、大抵の人間は世俗的な欲求に負けて好奇心を譲るのです。
 一方で、「負ける」という以上、好奇心の危険さについては重々に認識している必要があります。危険を承知で「好奇心に負ける」バカは輝いているのです。
 最悪なのは、危険を知らない間抜けです。

お散歩記事:
「西東京お散歩随想」
「お散歩コース 高幡不動尊〜多摩動物公園」

『東京多摩散歩25コース』山川出版社

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